7/19(土)〜21(月)の3日間、「黒髪町の家」の完成見学会を開催しました。
こちらのお住まいは、ご夫婦世帯とそのお母様が暮らす平屋の住まいで、森の借景を取り込んだリビングや、木の素材感を活かした空間設計など、暮らしの心地よさを丁寧に形にした住まいです。
自然を感じながら心地よく暮らせる家を、たくさんの方に体感していただきました。

think about …
見学会では、私たちが家づくりの中でどのようなことを大事にし、考え、設計しているかという視点をお伝えするため、各所に “think about…” と書いたカードを張り、見学しながら見つけてもらいました。
「巾木の大きさはなぜこの大きさにしたのか?」
「この高さにスイッチを設置した理由は?」
「ドアの高さはなぜその高さに?」
そんな設計の“思考の裏側”をそっと伝えることで、言われてみないと気付けないような、だけどわかると「なるほど。」と解っていただけるさりげないこだわりをご覧いただけるよう工夫しました。
来場された皆さまが、カードを見つけては丁寧に読んでくださっていた姿がとても印象的でした。

住まいの体感ポイント
当日寄せられた感想もご紹介します。
「森の景色が贅沢」
「勾配天井で広く感じる」
「回遊動線が無駄がなくて自分たちも取り入れたい」
「収納がたっぷりあって羨ましい」
「トイレの壁の空間を活かした収納がいい」
「ウッドデッキが気持ちよさそう」
L字型の間取りや細部の工夫に、共感の声が多く届きました。

“性能”も体感していただけました
延床32坪(62畳)のこちらのお住まいでは、14畳用エアコン1台(25℃設定)+サーキュレーター2台で各部屋に空気が流れるよう調整し、家全体を涼しく保てるかを実験的に試していました。
外は3日間とも35°を超える猛暑日。
それでも室内は25〜26℃をキープ。快適そのものでした。
入ってこられた瞬間、「うわっ、涼しい〜!」そんなリアクションが、印象的でした。
”ガルバリウム鋼板の外壁は暑いのではないか?”というご質問もありましたが、しっかり断熱することで、夏の猛暑日でも快適に過ごせると感じていただけました。

暮らしに寄り添う、ちょっとした工夫たち
・バッグや帽子をまとめて収納できる有孔ボード
・主寝室の「取り外せるスイッチ」で、ベッドで寝ころんだまま照明を消すことができる便利さ
・脱ぎ履きが楽になる造作ベンチ付きの玄関
生活の中の「あったらいいな」が詰まったアイデアにも、たくさんの反応をいただきました。

お越しくださった皆さま、ありがとうございました。
次回の見学会は9月を予定しています。
次回も設計の考えや暮らしの工夫を丁寧にお伝えできればと思います。
どうぞ、お楽しみに(#^^#)
【今回見学会を開催したお住まいはこちら】
